主任技術者

　主任技術者と管理技術者をまとめて配置技術者と言います。専任技術者が営業所の中で仕事をするのに対し、配置技術者は工事現場で技術上の管理監督をします。
建築業許可を受けて営業を行うものは、全て現場に配置技術者を置かねばなりません。
一般建設業者が置かねばならないのが主任技術者で、特定建設業者が置かねばならないのが監理技術者です。
この二者になるための要件は専任技術者のそれとほぼ同じです。

主任技術者とは建設工事を適正に実施するために工事現場において
　施工計画の作成や工程管理、品質確保のための体制設備、検査・試験の実施、工事目的物・仮設物・資材等の品質管理その現場で施工に従事する技術者の指導監督などを行います。

　主任技術者の要件として一般建設業の専任技術者の要件の他、直接的恒常的雇用関係、その工事現場での 専任性などが求められます。

直接性
　第三者が介入することなく会社と雇用関を結ぶ必要があります。
　在籍出向者や派遣社員はだめです。
恒常性
　その会社に一定期間、毎日一定時間勤務する必要があります。
　一つの工事期間のみといった短期雇用ではだめです。
専任性　
　1年の請負金額が3500万円以上（建築一式工事で7000万円以上）になる工事のみ必要となります。
　　　※ 個人住宅の建設工事を除く